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商品番号: 189838
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商品名 サラサーテ vol.85 2018年 12月号 せきれい社
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商品説明
せきれい社
サラサーテ vol.85 2018年 12月号【雑誌】
今号の表紙&Artist Close-upを飾るのは、ヴィオラ奏者、原ハーゼルシュタイナー麻理子。
5歳からヴァイオリンを始め、桐朋女子高等学校音楽科在学中の16歳で日本フィルハーモニー交響楽団と共演し協奏曲デビューした。ヴィオラとの出会いは19歳。桐朋のヴァイオリン専攻は全員ヴィオラを弾かされるが、その役割や音色になぜか心魅かれた。
20歳で今井信子主宰の『ヴィオラスペース』に桐朋のオーケストラのヴィオラのトップで出演。今井にヴィオラを薦められ、翌年5月の同じ音楽祭のマスタークラスを受けた。その打ち上げで弟子入りし、10か月間、今井の付き人のように彼女について外国を飛び回った。その費用には、所有していたヴァイオリンと弓を売って充てた。
その後、ジュネーヴ音楽院に合格し、正式に今井の生徒となった。09年に卒業すると、イギリスのインターナショナル・ミュージシャンズ・セミナーでチェリストのスティーヴン・イッサーリスに3年間学ぶ。併行して2010年からはケルン音楽院で学び、アントワン・タメスティに師事した。この間にドイツで本格的に仕事をするようになり、ドイツ・カンマーフィルで弾き、日本を含む海外ツアーにまで参加した。
同フィルのウィーンでのプロジェクトで14年に出会ったのが現在の夫。彼は建築士で、聴衆のひとりだった。17年に結婚し、現在は一児の母。拠点は日本とウィーンで、義父が主宰する「チロル夏の音楽祭inエール」では16年から室内楽のプログラミングを行っている。
今は音楽より育児を優先しているが、師今井信子のように、ヴィオリスト人生を長い視点で捉えている。さまざまな経験が、奏でる音楽をより深いものにしてくれるに違いない。
【特集】ヴィオラストーリー
2016年8月以来のヴィオラ特集。
まずは名古屋フィルハーモニー交響楽団のヴィオラセクション9人を紹介。
そして「ヴィオラの名器を探る」、ヴィオラはヴァイオリンと違い、ストラディヴァリウスなどの名器がとても少ない楽器です。それはなぜか?
本誌の巻頭カラーページ「モダン・イタリーの逸品」連載でもおなじみの、世界を駆け巡る弦楽器ディーラーの清水宏さんにヴィオラの、ヴァイオリンとは違う市場事情について聞きました。ストラディヴァリウス(1731)、グァダニーニ(1770)、ジェノベーゼ(1927)のヴィオラ写真も掲載。
ヴィオラには、そのように数、またサイズにもいろいろな制約があるため、新作を使うプロのヴィオラ奏者も少なくありません。そのあたりの実際の事情を、自身の経験を含めて、ヴィオリストの大矢章子(リヨン国立歌劇場管弦楽団)と大島路子に聞きました。
また楽器についてはヴィオラを始めたい人のための「20万円以内のヴィオラ」ラインナップも紹介しています。大きさや国・メーカーなどの情報あり。
大人気のヴィオラアンサンブル集団・SDA48とそれを率いる須田祥子、そして重鎮の店村眞積。
また東京国際ヴィオラコンクールの優勝者ルオシャ・ファン、近衞剛大、有冨萌々子とヴィオラの新星も紹介します。
今上天皇、皇太子殿下徳仁親王、秋篠宮文仁親王に仕えた侍従で、生涯ヴィオラを愛奏していた故・富士亮さんのエピソードも聞いてきました。
【特集】Go ! Go ! ボウイング
ヴァイオリンの初心者は、どうしても左手のフィンガリングやポジション移動に神経を集中しがちです。しかし、ヴァイオリン演奏の本当の肝は、そこではありません。
プロのヴァイオリニストが口を揃えるのは、「すべては右手で決まる」という言葉です。弦楽器はボウイングで始まり、ボウイングで終わるといっても過言ではありません。
この特集では、まずは本誌連載でもおなじみの柏木真樹に、ボウイングを学ぶ前提としての「ボウイングの歴史と流派」をざっと概観してもらいます。
そのうえで基礎的な身体の使い方、トレーニング法を紹介します。プロのヴァイオリニスト、松田理奈には、あえて弓の持ち方から、「ボウイングの基礎」を実地に解説してもらいました。“弓と仲良くなる方法”を伝授します。
さらに日本を代表するトップヴァイオリニストの徳永二男の、ボウイングに対する考え方を教えてもらいました。さらに、アモローソ音楽院でヴァイオリン教師として豊富な経験を持つ勅使河原真実には、〈すべりだい〉、〈ヘリコプター〉、〈シーソー〉、〈ミシン〉と、子どもたちにもわかるボウイングの練習法を紹介してもらいました。
カラー STAGE PICK UP
9月1日千葉・市川市文化会館で昼夜2回にわたって行われた『金色のコルダ』15周年記念ステラ・コンサート。
前号でカラーで取り上げた同ゲームに登場するクラシックの名曲を、実際にアーティストが演奏した。そして9月26日、イタリア・クレモナのポンキエッリ劇場で行われた、第15回トリエンナーレ国際弦楽器製作コンクールをレポートします。
アーティストインタビュー
東のアントワン・タメスティと並び称される、一歳違いの同世代の40歳、今やトップヴィオリストのドイツのニルス・メンケマイヤーに話を聞きました。
数少ないヴィオラのレパートリーを拡げるための新作委嘱についてや、ヴィオラを学ぶ人へのアドバイスを聞きました。
2015年モスクワで行われたチャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で、1位無しの2位になった、台北生まれのユーチン・ツェンの、これまでの学校遍歴、コンクール歴など、そのようにソリストとして成長してきたかの足取りをインタビュー。
そして締切まぢかに飛び込んで来たビッグニュース。
1位が出ないことで知られるドイツARD主催ミュンヘン国際コンクールのピアノトリオで、日本人団体として初の第1位となった葵トリオから、日本にいた小川響子(Vn)と秋元孝介(Pf)の喜びの声を掲載しています。
室内楽部門の優勝としても1970年の東京クヮルテット以来です。
古典から現代曲まで、とにかく課題曲が多いコンクールを乗り切るために、あの猛暑だった夏、彼らはどう過ごしたのかが明かされます。
創刊15周年記念連載・Artist 私の15年/古澤巌
もともと純然たるクラシックのヴァイオリニストで、カーティスやモーツァルテウムで学び、東京都交響楽団のコンサートマスターを1988年より4年間務めた古澤巌。
彼が「この15年での最も大きい出来事」と語るのは、2006年に葉加瀬太郎が設立した音楽レーベル“HATS”に移籍したことだと語る。実は葉加瀬とは、彼がまだ藝大1年生だった時に出会った。だが、所属レーベルが違ったために、その後16年間は共演がなかったという。HATS移籍後の多彩な活動や、この年末にもクリスマスツアーを行うベルリン・フィルメンバーとの室内楽についても語った。
第16回東京音楽コンクール弦楽部門
&インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール
8月29日の東京文化会館でファイナルが行われた第16回東京音楽コンクール弦楽部門。優勝したのは、東京音楽大学2年生の関朋岳だった。
コンクールファイナルのレポートと、第1位の関のインタビューを掲載。また、なぜか日本人入賞者の数が少ないインディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール(9月2〜15日)で第2位になった東京音楽大学付属高校2年生の外村理紗にも急遽、話を聞きました。
クレモナレポート 1・2
今号では恒例のイタリア・クレモナの現地取材を敢行。
クレモナレポートその1は、弦楽器関係の展示が行われた「クレモナムジカ2018」。
STAGE PICK UPでも取り上げた「第15回トリエンナーレ国際弦楽器製作コンクール」の経過・詳細を完全レポートしています。
(次号でも引き続き掲載予定)
音楽祭レポート
秋は音楽祭目白押しのシーズン、恒例の、「せんくら」こと「仙台クラシックフェスティバル2018」(9/28〜30)、「ロームミュージック ファンデーション スカラシップコンサート」(8/4〜5、8/26)。
辻井信行(Pf)と三浦文明(Vn)がアーティスティック・リーダーを務めたサントリーホールARKクラシックス(10/5〜8)。
横浜赤レンガ倉庫で行われた初めてのクラシックの野外フェス「STANND UP ! CLASSIC FESTIVAL ‘18」(9/23)を豊富な写真と共に詳細レポートしています。
★好評の連載★
●鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩による「ヴィオラのオーケストラスタディ」。
今号の課題はドヴォルジャークの交響曲第9番《新世界より》を取り上げた。
●TSUKEMEN「俺たちの音楽」の話
メンバーの一人ひとりに焦点を当てている「俺たちの音楽」の話。
ヴァイオリン/ヴィオラのTAIRIKUが登場。10周年の次のステップに向け、確実に歩むTSUKEMEN。ツアー中の出会いや音楽のことを語る。
●宮田大「音楽と、私の大切な時間」
人気・実力共に抜群のチェリスト宮田大の連載では「私の大切な時間」を宮田自らの言葉で綴っていく。 その第4回は「音楽と人とーー化学変化」。公演を通じて出会うアーティストたちとのセッションを語る。
●吉田南の「ボストン留学日誌」
数々の実績を上げ、20歳にして若き実力派として将来を嘱望されている吉田南。
留学先のボストンでの日々の生活をつづる。第5回の今号では“留学ごはん”も大事と、ボストンでの食生活について綴る。
●柏木真樹「ヴァイオリン習得術革命 〜誤った常識を打ち破れ」
これまで当たり前に行ってきたヴァイオリンの練習方法に誤りはないか? ヴァイオリン指導者の柏木真樹が、骨や筋肉などの身体の仕組みから、効果的な演奏方法を考察する。 今号は「身体の問題か、脳の問題か」。
●「低音ジャーナル」
今号は少々趣を変え、欧州でのコントラバス音楽祭の模様をお届けする。
このコントラバス・コングレスはイタリアの古都、ルッカで開催、その模様をレポート。加藤正幸の「弓付けの極意」はデュカスの交響詩《魔法使いの弟子》。他に好評「グスタフのCD旅」。
●森武大和の「歌劇場コントラバシスト演奏日記」
第13回の今号は、「ドイツ語圏音楽大学事情」。
演奏活動を行いながら、現在も大学生に在籍し、学んでいる森武。ドイツ語圏の音楽大学の学費や、学生生活について綴る。fromリンツとしては最終回、次号からウィーンに移る。
●森元志乃の「ヴァイオリン基礎テクニック、リターンズ!」
1回5分で上達する基礎練習を取り上げる連載。 第10回の今号の課題は〈ハーモニクス〉。
●最終回・黒川正三の「チェリストのための基礎講座」
第26回 “楽曲の時代背景と音楽表現”の10回目。
最終回となる今号は、作曲家・石黒晶「《弦歌三章》無伴奏チェロの」を題材に、現代のクラシック音楽の特徴とその取り組みについて考える。次号から新章掲載予定。
●長谷川陽子の「チェロを始めよう!」
チェロ歴6年の受講生が陽子先生の指導のもと、課題曲に取り組む。
今号はJ・S・バッハ《G線上のアリア》。毎日できる基礎トレーニングは〈弓の返し〉。
●カフェ・ドゥ・室内楽
【特別編】では、8月15日〜19日に開催されたフランスでの「フェスティバル・イロンデル」の模様を同フェスティバル音楽監督のひとり、ヴィオリストの原裕子がレポート。
室内楽TOPICSは、3つの情報記事を掲載。11月17日(土)第一生命ホールにてコンサートを行う「クレンケ四重奏団」。 ハンブルクトリオの新しいアルバム、「ライヴinサンクトペテルブルク」。野田一郎(Cb)、八十嶋陽子(Pf)によるデュオコンサート。
●「遠藤紀代子の一筆エッセイ」
ヴァイオリニストで指導者の遠藤紀代子が、日々感じたことを綴る一筆エッセイ。
今号は、J・S・バッハのヴァイオリンソナタBWV1017にまつわる話題。
●老舗弦楽器専門店の工房から
弦楽器専門店の老舗・文京楽器。製作者としても評価の高い敏腕・堀悠基社長による連載。5回目は番外編。弦楽器製作に用いられる『道具の話(刃物について)』。
●志村寿一の「身体と音楽との調和」
「楽器の構え方」についての3回目。 各々の身体の個性と、楽器との“良い関係”について考察する。
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
今号のテーマは「ヴァイオリンの右手と左手、どちらが大事!?」。 ヴァイオリン演奏における、右手と左手の役割について。
●復興へ、日本&東北
9月に発生した北海道胆振東部自身の被災地を支援するコンサートを開催した北海道出身の演奏家たちの活動を紹介。
☆好評記事☆
●追悼
10月1日に逝去した東京芸術大学名誉教授、岡山潔。
岡山と共に弦楽四重奏団で切磋琢磨したチェリスト、河野文昭が記す。
●アマチュアオーケストラを訪ねて[36]
小編成の古典派作品を演奏する東京管弦楽倶楽部を取材。
●News、アマチュアオーケストラ公演情報、コンサートレポート 他
巻末楽譜
〇J・S・バッハ/「G線上のアリア」(ヴァイオリン三重奏版)
〇モーツァルト/「恋人か女房が」歌劇『魔笛』より(ヴィオラ二重奏版)
JANコード:4910041831289
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