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商品番号: 189860
新品
商品名 サラサーテ vol.73 2016年 12月号 せきれい社
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商品説明
せきれい社
サラサーテ vol.73 2016年 12月号【雑誌】
今月の表紙&Artist Closeupを飾るのは、2016 年4月1日付けで東京藝術大学の学長に就任したヴァイオリニストの澤和樹です。
ソリストとして、コンサートマスターとして、妻のピアニスト蓼沼恵美子とのデュオ、また澤クヮルテットの主宰者として知られる澤は、1984年に母校の専任講師に採用され、准教授、教授、副学長、音楽学部長を経て、音楽学部からは37年ぶりの学長になりました。少子高齢化が顕著の日本で、藝大も大きな改革に着手しています。“早期教育プロジェクト”“東京藝大ジュニアアカデミー”と才能の発掘と育成に陣頭指揮を執る彼の姿を追いました。
表紙&Artist Closeup
東京藝術大学キャンパスにて。澤和樹学長(Vn)と弟子である岡本誠司
【特集】[実用的]楽譜の読み方・考え方
「楽譜が読めません」、よく口に昇る言葉です。でもそれは「日本語は読めません」とは意味が違います。楽譜を手にした時に、それがいったいどこまで読めるのか。演奏できる人は読めていると言えるのか。
同じ「読めます」でも、程度は様々です。特に基本単旋律の弦楽器の場合は、スズキ・メソードという幼少時に耳から入る教授法があり、アマチュアオーケストラでは長期間ひとつの曲を覚えるほど練習して、弾けるようになる人もいます。ピアノのようには読譜能力とピアノ演奏技術力のレベルが必ずしもシンクロしないのです。今回の特集では、本音全開で、「何が読めて、何が読めていないのか」を、プロの演奏家・作曲家から、アマチュアオーケストラ初心者、楽典入門者までを様々な形で明らかにし、楽典の基礎から、プロの読譜法までを紹介しています。あなたの楽譜との付き合い方にプラスのヒントがきっとあります。
【特集】イタリアヴァイオリンの世界
ストラディヴァリウスでも、3大名器のひとつと言われる“メシア”この名工の黄金期の1台が、現在ロンドンから里帰りし、クレモナのヴァイオリン博物館で展示中。大きな話題となっています。その“メシア”を特集のカラー3ページにわたり紹介しています。
そうしたオールド楽器はあまりに価格が高騰してしまった現代で、“モダン・イタリー”と呼ばれる楽器群に、注目が集まっています。おおまかには1880年代から1970年くらいまでに製作されたもので、その品質の高さは折り紙付き。具体的には数百万円台後半〜2000万円台で取引されているモデルです。まだ見られる“夢”としてのモダン・イタリーを詳細解説しました。
さらにクレモナのコンテンポラリー作家ふたり。
また同地で今年も9月30日〜10月2日に行われた「モンドムジカ」の様子も詳しくレポートしています。
「仙台クラシックフェスティバル2016」
例年行われる通称「せんくら」の今年の様子をリポート。
ピラストロのシンセティック弦を考える
プロ/アマチュア問わず人気のピラストロ弦について、7つの弦を試し、その魅力や特徴を一堂に。開発者のエピソードも掲載。
カラー連載「モダン・イタリーの逸品」
本誌特集に合わせて、モダン・イタリーの逸品を紹介する連載が復活。
今回は、ジュゼッペ・フィオリーニ(1861〜1934)の1923年製。ストラディヴァリウスの完璧なコピー。
カラーSTAGE PICK UP アンネ=ゾフィー・ムター/徳永二男&渡辺睦樹
30周年を迎えたサントリーホールは10月4日から9日まで、「スペシャルステージ2016」のシリーズコンサートで、デビュー40周年を迎えたドイツのヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターのステージを4公演行った。
室内楽、リサイタル、協奏曲と、70歳以上のシニアのための特別公演。文字通りの“ヴァイオリンの女王”の多彩な魅力を多角的に紹介する機会となった。エレクトーン奏者の第一人者として活躍する渡辺睦樹が、ヴァイオリニスト徳永二男がヤマハホールで共演した。ヴィヴァルディの《四季》とチャイコフスキーの協奏曲で、エレクトーンの独自の世界を見事に構築し、聴衆を楽しませた。
アーティストインタビュー
今号も強力ラインアップです。まずはおなじみ、内外のチェロアンサンブルのモデルとなった「ベルリン・フィル12人のチェリストたち」から、ルートウィッヒ・クワントとマルティン・レーアを迎え、まもなく発足50年を迎える、このユニークな団体の現在を語ってもらった。
22歳になる郷古廉(ごうこ・すなお)には、来年1月に挑戦するバルトークのヴァイオリンソナタと、4月「東京・春・音楽祭」で始まる3年プロジェクト、ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全曲演奏会に対する抱負を聞く。
コントラバス奏者として、ベルリン・フィルの首席まで昇り詰めて退団、指揮者としても活躍するナビル・シェハタには、自身の経験を含めて、音楽家を志す若い人たちへのアドバイスをもらった。福井県出身で、今井信子にジュネーヴ音楽院で師事、現在フランクフルトの拠点を置くアンサンブル・モデルンのメンバー、笠川恵は、ヴィオリストとしての道程を語る。
2016年東燃ゼネラル音楽賞を受賞したふたり、本賞の井上道義(指揮)と奨励賞の萩原麻未(ピアノ)のインタビューも、贈賞式のレポートと共に掲載している。
好評連載企画!
●柏木真樹の好評連載
柏木真樹が読者モデルからの相談にお答えする「良い演奏のための処方箋」。4回目の相談者はヴァイオリン歴7年の男性。「右手がスムーズに動かない」という悩みを解決に導く。
●「低音ジャーナル」
イタリア在住のコントラバス奏者・原田光嗣さんに、ジョヴァンニ・ボッテジーニの教則本について聞いた。
各国で活躍するコントラバス奏者によるエッセイ「歌劇場コントラバシスト演奏日記」。今号から、リンツ・ブルックナー管弦楽団の森武大和がオーストリアよりお贈りする。
●好評連載、黒川正三の「チェリストのための基礎講座」
今回のテーマは「トリルを使った表現方法」。J・S・バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番 第2楽章《アダージョ》を題材に、トリルの種類や入れ方について解説。
●長谷川陽子の「チェロを始めよう!」
前回からの課題曲、J・S・バッハの《アリオーソ》を今号では音楽的に見ていきます。陽子先生からのアドバイスが書き込まれた楽譜も活用してほしい。
●TSUKEMEN「俺たちの音楽」の話
今号から2ページに拡大!未公開写真も盛りだくさん!!
第4回はヴァイオリンとヴィオラを担当するTAIRIKUの素顔に迫る。父・さだまさしとの日常についても触れる。3人の今の様子も写真レポート!
●遠藤紀代子の一筆エッセイ
生徒と共にチェコでドヴォルジャークの歌劇《ルサルカ》を演奏してきた遠藤記代子。チェコでの出来事を綴る。
●倶楽部チェロ
京都に居を構え、ソリスト、室内楽奏者として活躍する傍ら、京都市立芸術大学、桐朋学園大学にて後進の指導にも力を注いでいる上村昇に聞いた。
●鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」。第8回は、ブラームスの交響曲第3番を取り上げる。
●志村寿一の「身体と音楽との調和」
「“個性的な演奏”とは」の3回目。今号では“音楽を歌うこと”について紐解いていく。
●音楽大学に聞く
東京藝術大学の2回目。漆原朝子による「早期教育プロジェクト」の公開レッスン。オープンキャンパスの会期中に行われた「奏楽堂ドリームコンサート2016」の模様をお届け。
●アマチュアオーケストラを訪ねて
上智大学管弦楽団の若手OB・OGによる「ゴルトベルクシンフォニカー」。指揮者の金山隆夫さん、団長の伊東暁生さん、インスペクターの近藤雄大さんに話を聞いた。
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
エッセイ&インタビューの拡大版!エッセイは川畠さんが日々の練習について綴る。インタビューでは川畠が出演するCMやコンサートなど、近々の活動を語る。
●カフェ・ドゥ・室内楽
韓国で大人気、実力も備えたノブース・クァルテットを取り上げる。韓国初の室内楽のスターとして、来日公演も好評!
ヴィオロニステ♪
人気抜群のソリスト・大谷康子、スイスを拠点に室内楽・教育等で活躍するスヴェトラーナ・マカロヴァ、研究と演奏に情熱を傾けるレイ・イワズミ、無伴奏リサイタルに取り組む志茂美都世に話を聞いた。
速報!
国際コンクールでの嬉しいニュースが2本、編集部に飛び込んできた。
上海で8月16日から9月2日に行われた「アイザック・スターン国際ヴァイオリンコンクール2016」で木嶋真優が優勝!直撃インタビューを試みた。また、ポーランドのポズナンで10月8日から22日に行われたヘンリク・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクールで岡本誠司が第2位に入賞、コメントと写真を掲載する。
巻末楽譜
今号は、モーツァルトのレクイエムK.626より《ディエス・イレ》の弦楽合奏版。ボロディンの歌曲《イーゴリ公》から《だったん人の踊り》の弦楽トリオ版の2曲。
《だったん人の踊り》は編曲者執筆による特集「実用的 楽譜の読み方・考え方」との連動で2倍楽しめる☆
JANコード:4910041831265
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